防災用簡易トイレは必需品

トイレ

ここ最近、日本列島が揺れ続けています。今年(2022年)の3月25日から4月2日までの間に、6回も震度4クラスの大きな地震が起きています。その発生場所も東北、北海道、千葉、京都と広範囲に及んでいます。

災害大国の日本では、誰でも被災する可能性があり、いつ電気や水道などのライフラインが使えなくなるかわかりません。特に水が使えなくなると、深刻な問題となるのがトイレでしょう。

そうよね。準備しておかないと大変なことになりそうだわ!
でもどうしたらよいかわからないわ。

先生

そうだね。一口に防災用簡易トイレと言っても用途別に色々な種類があるので、選ぶのに困るよね。これから、詳しく説明するからね!

目次

災害用簡易(携帯)トイレの選び方

災害時にトイレが使用できなくなったときや、断水によりトイレの水が流れなくなったときに備えておくべき防災アイテムが「災害用トイレ(携帯トイレ・簡易トイレ)」です。

災害用トイレと一口に言っても、さまざまなタイプがあります。選ぶ際は、以下のポイントに気をつけて選ぶようにしましょう。

簡易・携帯トイレを選ぶときのポイント

  • 災害用トイレの種類
  • 使いやすさ
  • 消臭・防臭力の持続性と凝固剤の機能性
  • 処理のしやすさ使用期限

いざというときに、「消臭効果が持続せず汚臭が発生した」、「災害時、暗闇ではうまく使えず苦労した」、などということが起こらないよういろいろな場合を想定し、最もニーズに合うものを選ぶことが大事です。

それぞれのポイントについて、以下で詳しく説明します。

災害用トイレの種類

トイレの種類に気をつけましょう。 これは、災害時には、自宅で待機する、または避難所に避難する場合など、さまざまなパターンが想定できますが、トイレの種類によって、向き不向きがあるからです。

「災害・仮設トイレ研究会」では、災害用トイレを大きく分けて以下の4つのタイプに分類しています。

・携帯トイレ:凝固剤や吸水シートで排泄物を固めて処理する袋タイプのトイレ(便器に設置タイプ・持ち運びタイプ)

・簡易トイレ:組み立て式の便器と、凝固剤や吸水シートで排泄物を固めて処理する袋がセットになったトイレ

・マンホールトイレ:マンホールの上に備蓄した便器などを設置するトイレ

・仮設トイレ:建設現場などで使用されている一時的なトイレ

個人が災害に備えて準備しておきたいのは、携帯トイレもしくは簡易トイレのいずれかです。

災害時、自宅に待機する場合を想定するのであれば、便器で使える携帯トイレがおすすめです。

一方、避難所や車など、自宅以外に避難することを想定した場合には、片手で使える携帯トイレや簡易トイレがあると便利でしょう。

「災害・仮設トイレ研究会」より引用

使いやすさ

不便が多い災害時に備えて、使いやすさの面から携帯・簡易トイレを選ぶことも重要です。

災害時は、ライフラインだけでなく流通が止まることが想定されます。そうなると、トイレットペーパーなどの日用品が手に入りづらくなるため、排泄時に必要な備品を全て準備しておくことも重要です。

また災害時は電気がつかず、暗闇で使用しなければならないこともあるため、シンプルで使いやすいものを選びようにしましょう。

実際に使ってみないと、簡易トイレの使いづらい点や、あった方がいいものなどがわからないこともあるので、レビューを確認したり、購入前に一度試したりしておくと安心です。

消臭・防臭力の持続性や凝固剤の機能性

携帯・簡易トイレを選ぶ際は、袋の消臭・防臭力や持続性、凝固剤の機能性もとても大切です。

災害による断水時は排泄物を流すことができないので、シートに吸収させたり、凝固剤で固めたりして排泄物を処理しなければなりません。

災害後は、公的サービスのゴミ収集ができず、これらのトイレ使用後のごみを捨てられない可能性があります。
臭いによるストレスや不快感、衛生状況の悪化などが問題になるケースも考えられます。

排泄物が早く固まる凝固剤がセットになったものは、処理がしやすいのでおすすめです。
また凝固剤に消臭剤が含まれている商品の場合は、できるだけ消臭効果が持続するものがいいでしょう。

防臭効果に優れた汚物袋、耐久性に優れた汚物袋などもあるので、しっかり防臭対策ができる携帯・簡易トイレが災害時に適しています。

処理のしやすさ

携帯・簡易トイレは、排泄後に自分で排泄物の処理をする必要があるため、できるだけ処理のしやすいものを選ぶことも大切です。

処理のしやすさを判断するポイント

  • 汚物に触れずに処理ができるか
  • 汚物がコンパクトにまとまるか
  • 心理的な抵抗がないか
  • 使用後にそのままゴミ捨てできるか
  • 凝固剤ですぐに固まるか

ゴミを長期間保管する場合、食中毒など二次被害につながるおそれがあります。
抗菌作用のあるものや、清潔で簡単に処理できるものを選ぶようにしましょう。

使用期限

もしもの時に備えておく携帯・簡易トイレですが、使用期限の長さも考えて選びましょう。

使用期限が短いものだと、頻繁に買い替える必要がありコストもかかります。
またいざという時に「期限が切れていて、消臭効果がない」といったことにもなりかねません。

災害用に備蓄する携帯・簡易トイレは、使用期限の長い商品を選びましょう。

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